百ます計算
百ます計算とは、縦10×横10のますの左と上にそれぞれ0から9(の場合が多い)の数字をランダムに並べ、それぞれ交差するところに指定された計算方法(加・減・乗法)の答えを記入する計算トレーニングです。ますではないですが、式を並べた除法版もあります。
縦1×横10、縦2×横5の10ます計算や、5×5の25ます計算、5×10の50ます計算、7×7の49ます計算、8×8の64ます計算などもあります。
個人的には、基本的に0と1をなくした、8×8の64ますがおすすめです。書く分量が36%カットになります。右下の画像が「100ます64版両利き用たし算」です。
5大メリット
・ 集中力が身につく
・ 学習習慣が身につく
・ 脳が活性化される・スッキリする
→ 学習に対して意欲的になる
・ 計算力が高まる
・ 計算は楽しい、計算は簡単、計算が得意という印象をもつ
→ 算数・数学ができるようになる
・ 達成感がある
・ ゲーム感覚で楽しめる
→ 楽しみながらできる
・ ルールが簡単
・ 準備が簡単
→ 誰でもできる
・ 練習を重ねるごとにはやく解ける
・ 間違う数が減ってくる
→ 成長を実感できる
5大デメリット
・ 字が汚くなる
・ 深く考えなくなる
・ 適当な答えを書くようになる
・ タイムの遅い人を馬鹿にする
・ できなくて自信喪失する
などが一般的に言われています。
どの教育方法にもメリットもあれば、デメリットもあります。
メリットの部分を伸ばし、デメリットの部分を減らすことができるよう、子どもにあった支援が必要です。
例えば、「字が汚いようであれば、『百ます以外では丁寧に書くんだよ』と声掛けをし、チェックをする」、「思考力を高めたいならば、百ますで脳を活性化したのちに、文章問題を3問解く」、「できなくてイライラしているようなら、10ますから始め、成長を認める」などです。
百ます反対派の人の意見
・ 計算力がつくはずがない
・ 算数嫌いになる
・ ○○式のほうがよい(百ます以外の方法)
・ 競わせてかわいそう
・ 本時目標(教育課程)に合致しない
など、学校方針や、教育団体や個人の信念、それぞれの価値観で批判(非難)されることもあります。完璧な教育方法はありません。目の前の子どもに必要だと思えば取り組んでみればよいし、そうでないと思えば取り組まないようにします。
批判された場合は、聞く耳をもち、改善できるところは改善していきましょう。言い争いになって亀裂を生むより生産的な機会になるようにします。また、百ます以上の成果を出している先生がいらっしゃればぜひその教育手法を学ばせていただきましょう。
教室で百ますを取り組む手順書
百ます計算は、比較的取り組みやすい教育実践ですが、誤ったやり方をすると、効果がでなかったり、百ます嫌い、算数嫌いにつながったりします。
基本的なやり方や成功させるポイントを押さえた上で百ます計算に取り組むようにしましょう。
1.なぜ百ます計算をするのか、趣旨を説明する
・脳が鍛えられ頭がどんどん賢くなる
・計算する力は一生の宝物になる
・お父さんやお母さんに負けないくらい速くなる
・読み書き計算は基礎学力といってすべての学力の土台になる
といった内容を学年に応じて話します。
2.全員でできるようにしてから最初の記録をとる
・やり方を教え、練習もします。
・まちがったやり方の子を見つけ、個別指導します。
・やり方を全員が理解できたら最初のタイムをはかり記録します。
→最初の状態を知ることが成長を実感するために大切です。
3.10ます計算からはじめる
・10ます計算からはじめます。
・10ます20秒を目指そう、15秒を目指そうなど、時間を区切ります。時間がきたら、次に進みます。全員をまっているとダレます。時間内に終わらない子は「残り○ます」を記録します。
4.100ます計算をはじめる
・1枚に100ます×2を用意します。
・5分など制限時間を決めて行います。
・上の100題がおわった人は、続けて下の100ますに挑戦します。
・5分以内に終わらない人は、「残り○ます」と記録します。
・飽き防止、記録の伸び悩み防止のため、2週間で問題を変えます。
5.昨日の自分に勝つことを目指させる
・教師は子どもの伸びだけを評価します。(子どもが競争するのは自由だがあおらない)
・新記録の出た子を挙手(起立)させ、クラス全員で拍手をします。
・毎回記録させる。
6.課題を見つけ出し、支援する
・鉛筆の持ち方、姿勢、プリントの押さえ方、解く順番、記録表の書き方などでつまずいている子をみつけ、支援します。
・タイムが伸びない子に注目し、伸びない理由を見つけだし、手助けをします。
7.評価する
・初めは教師が丸つけをします。
・次のレベルでは、教師が答えを言って自分で丸付けをします。
・次のレベルでは、教師が答えを言って友だちが丸付けをします。
・全員100点になったら、友だちが丸付けをします。
・計算力がつき、不正がないクラスなら丸付けを省略する日があっても大丈夫です。
→ ポイントは、手間暇をかけ過ぎないことです。継続できることが大切です。
授業の流れ例
1.プリント配布。もしくは、教室に百ますプリントコーナーを設置し、「百ますの時間までに各自とっておくこと」とすると、時短になりテンポもよくなります。
2.子どもたちは自身の最高記録、前回の記録を確認します。
3.「集中!よーい、始めっ!!」の合図で計算をスタートします。
4.できた子が短く、はっきりと「ハイッ」と手を挙げると先生が「○分○秒」と記録を告げます。
5.できた子は記録を書き取り、続けてもう一つの百ますに取り組みます。
6.「はい、そこまで」2分など制限時間を決めておき、その時間がきたら全員終わっていなくても終了します。
7.「赤を出します。3の段、9、12、21、27、3・・・。7の段、14、28・・・」というようにテンポよく答えを言っていきます。
8.「では記録を記録表に書きましょう」
記録表に書き写す時間をとります。終わっていない子は、タイムではなく、「のこり○ます」と記録します。書き写さない子もいるので、必ずチェックします。
9.「全問正解した人?」子どもたちが手を挙げます。拍手
「1問間違えた人?」子どもたちが手をあげます。「おしい」
「2問以上間違えた人?」子どもたちが手をあげます。「ドンマイ」
「昨日よりも記録が伸びた人?」子どもたちが手をあげます。拍手
「最高記録が出た人?」子どもたちが手をあげます。拍手
ポイントは手を挙げた子ども一人ひとりと目を合わすことです。
10.「プリントを集めます」
100ますのやってはいけない
○ タイムだけが目標になる
集中力をつける、計算力をつける、学習習慣をつけるなど本来の目標を忘れないようにしましょう。
○ 他の子と比べる
健全なライバル心はプラスですが、過度にあおったり、大人が比較したりするのは教育上大きなマイナスです。
○ 問題をコロコロ変える
昨日の自分を乗り越えることが継続と成長のコツです。毎日変わると、成長を実感することができません。
○ 百ますだけする
百ますは学習の準備運動です。百ますだけで、すべてができるようになるということはありません。伸ばしたい力があれば、それに合った教育・教材が別途必要になります。
○ 巨大タイマーをみて子どもが時間を記録する
「ハイッ」、「○分○秒」と一人ひとりとつながることが大切です。
○ 消しゴムを使う
間違えた時は横線を2本ひき、右上に修正した答えを書きます。消しゴムを使うと一気にタイムが遅くなります。
○ だらだら行う
子どもができたときは「は~い」ではなく「ハイッ」、百ますタイムは「ざわざわ」ではなく「シーンッ」が大切です。緊張感のある空間でこそ真の学びの時間です。
○ 隙間時間をつくる
計算の速さには個人差があります。速くできた子が遊び始めてしまうと緊張感が一気にくずれます。プリント内に2段用意したり、エレベーターたし算を用意したりして、全員が時間いっぱい集中して取り組めるようにしましょう。
○ 全員できるまで待つ
10ます計算であれば20秒、100ます計算であれば5分程度が最長です。長すぎるとダレてきます。時間を区切りましょう。
成功させる18のポイント
○ 毎日行う
毎日行うことで、習慣化されます。取り組むまでのハードルがなくなります。学校であれば算数の授業の始めに行う。朝の会が終わったら行う。など、家であれば朝起きたらやる。学校から帰ってきたらやる。など、いつやるかを決めてしまうとよいです。
○ 記録を残す
毎日行うと必ず記録が伸びます。記録は成長の証です。成長が実感でき、意欲につながります。最初は少々手間かもしれませんが続けていくことで習慣化されます。
○ 同じ問題を繰り返し解く
毎回問題を変える必要ありません。同じ問題を大量に印刷して行います。同じ問題は記録が伸びやすく、手間もかかりません。そして計算力は同じように身につきます。
○ 脳の活性化が一番の目標
脳を活性化させる結果として計算力が向上します。計算を第一目標にしてしまうと、計算ができないときに過剰なプレッシャーを与えてしまいます。集中して取り組めているかを大切にしましょう。
○ 目標をもたせる
子どもによって速度は違うので、一律の目標タイムは設定しないようにします。目標タイムを一律に提示してしまうと、届かない子は劣等感を感じ、届いている子は手を抜いてしまいます。
ただしすべて子ども任せではなく、子どもの目標とは別に教師側で達成させたい目標タイムをもつことが大切です。
○ まずは目標タイムを達成させる
集中力と計算力を培ってから学習することが学習の質を高めるコツです。大きな整数や分数、小数、因数分解などの計算 であっても、100ます計算の和差積商の組み合わせでしかないということです。まずは、百ます計算を目標タイムまでもっていき、それから学習することで学習効果が高まります。
四則計算の目標タイム
小学校1年生 100マス計算が最後までできること(たし算、ひき算)
小学校2年生 100マス計算(たし算、ひき算、かけ算)が3分以内でできること
小学校3年生 100マス計算(たし算、ひき算、かけ算、わり算)が2分以内でできること
小学校4年年からは1ます1秒、100ますで1分40秒です。
あまりのあるわり算の目標タイム
小学校3年生 50問を10分以内にできること
小学校4年生 50問を5分以内にできること
小学校5年生 100問を5分以内にできること
小学校6年生 100問を3分以内にできること
○ 百ます計算で計算力が判断できる
2年生以上では百ますの記録で計算力の判断ができます。
和差積が5分を超えるようだと授業についていくのが難しくなります。
和差積が4分を超えるようだと桁数の多い筆算につまずきます。
和差積が3分を超えるようだと計算ミスが多くなります。
和差積が2分を切るとスムーズに計算ができます。
あまりのあるわり算が1分30秒をきると、頭のキレがよくなったが実感できます。
計算レベルの目標は、それぞれ2分以内です。指導を続けると、ほとんどの子どもはこの目標を達成できます。
○ できなければ難易度を下げる
10ます、25ます、50ますなど複数のますを用意して、選択して行えるようにします。できないことはつまらないし、できることは楽しくてももっとやりたくなるものです。できないのに100ますをやらせるのは子どもにとって苦痛です。
○ あせらない
「百ますにハマる」「自分からどんどん解く」「やったーという声が聞ける」など、百ますは楽しく意欲的に取りくむという情報もありますが、必ずしもそうとは限りません。またどんなに楽しいと言っても休憩時間のほうが楽しいというのは当然のことです。あせる必要はありません。まぁまぁ楽しそうで普通です。あまりにも子どもたちがノッテこないようなら何が足りないか考え手だてを打ちましょう。
○ 根性論にもっていかない
記録が伸びなくても「やる気がないからできないんだ!」と決めつけないようにしましょう。「やる気」と「できる」は、別物です。やる気があっても、間違えや、同じ失敗をしてしまうことはあります。
「集中して」「ダラダラしない」「なまけない」「きちんとやる」などではなく、「姿勢を正そう」、「机の上を片付けてから」、「鉛筆の持ち方」など学習環境や態度のアドバイスや、「3+8はいくつだっけ」など、つまずきやすい計算を取り上げて確認をしてから取り組むなど、行動につながるアドバイスをします。
○ 100ます計算の扱う順番
100ます計算には様々な種類があります。取り組む順番を意識することで、身につく速さに違いがでます。特にあまりのあるわり算は高学年でもとても難易度が高く、導入期には取り組まないようにします。いきなりのあまりのあるわり算は時間が莫大にかかり、百ます嫌いにつながるので注意が必要です。
代表的な3つの順番を紹介します。
① 足し算→引き算→かけ算→わり算→あまりのあるわり算の順でやっていく
これは、学校で習う順です。
足し算と引き算は関係が深い計算です。同じようにかけ算とわり算も関係が深い計算です。足し算→引き算、かけ算→わり算というように関係が深い計算を続けていると計算力が身につきやすくなります。
ちなみに足し算→引き算→足し算→引き算→かけ算→わり算・・・のように、必ずしも次のステップにいくわけではなく、習熟が不十分な場合は戻って学習します。
② かけ算→わり算→たし算→ひき算→あまりのあるわり算
これは記録が伸びやすい順です。
かけ算は暗算できるので、たし算よりも好成績を出しやすいです。そしてひき算は四則計算の中では一番難しいので4番目にします。最後にあまりのあるわり算を行います。これは四則計算を身につけておかないと記録が伸びません。
③ 今習っている単元のものを扱う
分数のかけ算や体積の授業を行っていればかけ算、桁数の多いたし算を行っていればたし算など、学校で習っている単元のものを扱ったり、次の単元に関連するものを扱ったりします。即効性があります。
○ 百ますの期間
2週間経ったら次の問題に行くようにします。全員が2分を達成したら、半分以上が2分を達成したら、など達成を区切りにするとダレます。2週間と決めることで、そこまで全力を尽くして記録を伸ばそうとします。「あと3回」「あと2回」「今日がラスト」などゴールを示すことは意欲につながります。
また、たし算が伸び悩んでいても、ひき算をした後にたし算を取り組んでみると、たし算が伸びたということもあります。リフレッシュが大切です。
問題を変えるやり方は、たし算をひき算にするなど「別の四則計算にする」やり方と、たし算→たし算など「数字の配列を変える」やり方があります。前者の「別の四則計算にする」方が新しい気持ちで取り組めるのでおすすめです。
○ 緊張感をつくる
全員が集中して、教室の空気がピンと張りつめた状態をつくりましょう。教室の中で鉛筆の音だけが響いているのは個人で学習しながらも学び合う教室です。
緊張感を作るには、子どもだけでなく教師も集中して百ますを見守ることが必要です。子どもの「はいっ」と教師の「○分○秒」で一人ひとりの子どもとつながりましょう。
○ 家族を巻き込む
・家の人に挑戦する宿題を出します。
・懇談会で保護者に体験してもらいます。
○ 達成パーティを行う
クラス全員が3分台になったら達成パーティを開き牛乳で乾杯など達成をクラスで祝います。ただし、パーティは事前に言わないほうがよいです。事前に伝えると、達成しない子に過度なプレッシャーを与えてしまうことにつながります。
○ 学年、学校で行う
系統的に取り組めるようになります。また教師間で情報共有もできます。兄弟間で競争したり、他クラスと交流したり刺激を互いに受け、相乗効果を期待できます。他クラスの保護者も安心したり、学級王国を防げたりします。
○ 百ますイベント
① 百ますマラソン
15分間で何ます解けるか挑戦します。1か月に一度程度行うといいでしょう。制限時間で終わらない子も、100マスを超えることができ成長のきっかけになることもあります。
② 大人と対決
チャンピオンが先生と対決したり、授業参観で保護者と対決したりします。対決を設定することで準備に燃えます。
○ 百ますは学習の準備運動ととらえる
100ます計算はあくまで準備運動で、それだけで算数や数学ができるようになる、頭が劇的によくなるというわけではありません。
スポーツでは、準備運動、柔軟体操をします。百ますも、スポーツの準備運動と同じで、勉強前の脳にいい刺激を与えるという効果があります。
百ます計算で脳の準備体操をしてから学習することで、集中して学習できます。百ます計算で、短時間に集中し、その状態を軸に勉強に取り組ませることが大切です。
百ます計算が速くなる16の方法
1.毎日継続する
毎日少しずつやることが鉄則です。
2.タイムを必ず計測し、記録する
記録が伸び、成長を実感できることが意欲の源泉です。
3.声かけをする
「最高記録おめでとうございます」「ドンマイドンマイ」など声をかけます。声かけが意欲につながります。声かけもなく行っていると単純な学習活動は苦痛なものになってしまいます。
4.端からスタートする
右利きの人は左上のますから右に進み、一段できたら、その下の段を左から右に進みます。これを続けていきます。
左利きの人は右上のますから左に進み、一段できたら、その下の段を右から左に進みます。これを続けていきます。
上から下に書き進むやり方もあります。
どのやり方でもよいですが、端からスタートして、飛ばさずに順々に計算していくことが大切です。
5.苦手なものを取り出して行う
九九であれば全部苦手というよりも、6の段が苦手、7の段が苦手と特定の段が苦手で伸び悩んでいるということがあります。苦手なものだけ10ます計算で克服すると記録が一気に伸びます。
6.少ないますで適度な時間で達成感を感じる
10ますなどますの少ないものからスタートします。タイムが徐々に短くなっていくのを誉め、慣れたら、少しずつ枡を増やしていきます。
7.深呼吸をする
一分ほど深呼吸をして心を落ち着かせてスタートすると、記録が伸びます。
8.事前チェックで準備をする
すぐにスタートしないで、プリントを見て頭の中で何問か計算する時間をとります。ロケットスタートを切ることができます。
9.声かけをする
「鉛筆からけむりがでるように」、「マッハで」、「スーパーサイヤ人になって」、「すべての力を解き放って」など、速さをイメージできる声かけをします。
「残り3回です」「今日がラストです」など、ゴールを意識させる声かけをします。
10.計算を理解する
間違えが多かったり、時間がかかったりする場合は、みかんやりんごなどの具体物をつかったり、おはじきや数え棒などの半具体物をつかったりして四則計算を理解します。
11.たす数、ひく数、わる数を覚える
左(右)の列の数字を頭に入れます。毎回端の数を見ると時間のロスになるので、頭に入れてしまって計算します。
12.書きながら次の問題を解く
答えを書いている時に次のますの計算を行います。常に書いている状態をつくります。
13.違う問題をする
伸び悩んだときは違う問題に取り組みましょう。一度期間をあけることで、できるようになることもあります。
14.尋ねる
どうすればもっとはやくなると思う?はやくするコツはなんだと思う?今まではやくなってきたのはどうしてだと思う?など、解き方に注目させます。
15.ライバルと競う
過度な競争心は弊害ですが、ある程度の競争心は意欲につながります。目標とする友だちをもったり、家族で競ったり、はやくなりたいと思える環境は力になります。
16.低学年のとき
タイムにこだわらずに楽しくやるといいでしょう。継続していれば、ある日突き抜けます。
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